3.5. 飲酒運転
5. 飲酒運転
オランダでも飲酒運転によって毎年数百名が死亡し、数千名の人々が負傷しています。警察や司法当局では、飲酒運転取締りのために様々な試みを行っています。
飲酒運転は血中のアルコールの濃度が 0.5‰(パーミル)以上の場合は違反行為とみなされ、厳しい罰則が課されます。司法当局による起訴も年々さらに厳しくなってきています。 例えば数年前には、警察は最初の免許取得後5年目までの初心者で飲みすぎ(血液中のアルコール度が 0.2 パーミル以上)と認められたドライバーの免許証を取り上げることができると定められました。
<講習の義務>
悪質な飲酒運転者には裁判で罰金から懲役までのいずれかの罰則が与えられます。そして判決後数日すると、CBR(Centraal Bureau
Rijvaadigheidsbewijzen)から LEMAまたはEMA(アルコール規制
の教育)を受講する必要があると記された手紙が届きます。講習は数日間おこなわれ、講習リーダーとの面会も義務付けられるコースもあります。この講習に参加しないと運転免許証は失効させられます。講習費用は自己負担で、車や樹木の損害賠償も自己負担です。また、保険証書には飲酒運転で被害を及ぼした場合には保障されない旨が記載されています。
アドバイス:
- 飲む必要のある場合には、酒気を帯びていないドライバー『BO
B』(Bewust Onbeschonken Bestuurder)に送り届けてもらう。
- タクシーを利用する。