令和４年度安全対策連絡協議会出席のご報告
生活厚生部会長・安全対策担当理事 山口 剛史
この度、3月24日に開催されました在オランダ日本国大使館主催の「安全対策連絡協議会」に参加してまいりました。 この会合には、JCCメンバーの他、在蘭日本人学校、幼稚園関係者、旅行会社、航空会社、当地邦人団体等より計13名の関係者が参加されまして、在留邦人の安全対策についての情報共有と意見交換が行われました。
冒頭の南大使のご挨拶の後、まず大使館よりオランダにおける治安概況と犯罪認知件数 、日本の件数との比較について、近年急増しているサイバー犯罪についての注意喚起および対策方法について、そして邦人の方が犯罪被害に遭われた際の留意点について具体的事例を挙げてわかりやすく説明いただきました。 次にオランダにおけるテロ対策に関しまして、司法 ・安全省テロ対策調整官組織（ NCTV ）の評価情報からもテロ脅威リスクが顕在化されていること、これからも引き続きテロに対する警戒を高めることが肝要であることの説明をいただきました。 最後に当地の過去事例として2019年3月に発生したユトレヒト銃乱射事件の事案引用とともに、万が一不測の事態に巻き込まれてしまった際には自ら考えて身を守る行動を起こすこと、定期的に避難訓練をおこない常日頃から脅威に備えることが重要であるとの説明を受けました。 出席者からは活発な質疑応答があり、危機意識を高め安全対策の備えが大事であることを一同が再認識いたしました。
また、オランダにお住いの皆様が安全に過ごすために役立つツールの紹介もありました。 具体的には、オランダ国内の居住地域を打ち込むことにより、その地域の犯罪認知件数や安全情報が確認できるサイトの活用や、海外渡航時の登録が認知されてきた「たびレジ」登録サイト」はオランダ在留邦人が国外出張や旅行をする際に活用することで、渡航先の緊急情報を随時入手でき、安全対策に有益であることの紹介をいただきました。
なお、当日の大使館から共有いただいた情報は以下の通りです。是非一度ご覧いただき日頃の安全対策にお役立ていただければ幸いです。