5.1. 口座開設
- 口座開設
個人の口座開設は、コロナ禍を経て、オンラインで行うことが一般的となりました。提出書類など手続きの流れは銀行のウェブサイトに案内がありますので参照してください。英語で口座開設方法を説明しているオランダ大手銀行のウェブサイトはこちらです。
ING銀行 https://www.ing.nl/particulier/english/new-account
ABN AMRO銀行 https://www.abnamro.nl/en/personal/payments/open-an-account/index.html
両行ともスマートフォンのアプリでの開設手続きを推奨しています。アプリ上のみで手続きが完結するとは限りませんが、口座開設以後にも何かと便利ですので支障なければアプリを利用するとよいでしょう。
必要書類として、身分証明書（パスポート）、Residence Permitカード（IDカード）、住民登録番号(Burger Service Nummer:BSN)、オランダ内での住所の証明（アパートの賃貸契約書等）の提出を求められることが一般的です。スマホで撮影しアプリからアップロードし、画面上でいくつかの質問に回答することで申し込めるようです。
入国して住所を定め、口座開設に必要な書類を揃えるだけでも数週間かかります。赴任後しばらくは、日本から持ち込んだクレジットカードで全ての資金決済をするつもりで臨んだほうがよいでしょう。
会社派遣の駐在員の場合、銀行によっては、赴任直後でまだBSNを持っておらず住所未定であっても、会社の派遣を証明する文書を提示すれば口座開設が可能ですが、BSNを数ヶ月以内に銀行に知らせることや、本人確認のため銀行担当者もしくは委託先業者との面談を行うことが条件となっています。
連名で、例えば夫婦で一つの口座を共用することもできます。この場合には、開設の際に二人の身分証明書を提示し、署名も二人分を登録します。BSNと雇用契約書は一人分で十分です。（後述するデビットカードを2枚保有するほうが手続きは簡便です）
署名はローマ字でなくても構いません。他人が真似をしにくい漢字の方が安全と言えましょう。
申込後、銀行内でのチェックを経て、口座番号が通知されます。開設後は、銀行によりますが月間3ユーロ前後の口座維持手数料が口座から徴収されます。
★口座開設の際、貯蓄預金(Spaarrekening)、インターネットバンキング、モバイルバンキング、キャッシュカード、クレジットカードなどを同時に申し込むことができます。銀行によってはパッケージになっています。また、日本の様な預金通帳はありませんが、希望すると有料になりますが出納明細を定期的に受け取ることができます。インターネットバンキングやモバイルバンキングでは、随時自分の口座の状況を調べることができます。
★ABN-AMRO銀行では、ウェブサイト内に駐在員向けページを設けています。
https://www.abnamro.nl/en/personal/specially-for/expats/index.html
また口座開設やアプリの説明など、International Clients Teamにて英語での対応可能です。 電話0900 – 0024。メールの連絡先は以下に記されています。
https://www.abnamro.nl/en/personal/specially-for/relocation-consultants/index.html