2-3.入国後の手続き
3.入国後の手続き
滞在許可申請を開始しなければなりません。また、在オランダ日本国大使館領事窓口への在留届の提出なども必要です。先ず大使館に出向き、手続きを済ませておくのがよいでしょう。この時処理しておくと便利なものを以下に記します。
- 戸籍謄本の英文による身分事項に関する証明(戸籍記載事項証明)の発給申請(滞在許可申請のために必要)
- 日本の運転免許証の英文による抜粋証明の発給申請(オランダの免許証に切り替えるために必要)
- 在留届の提出(用紙は日本大使館領事窓口にありますが、インターネット等でも提出可)
- 在外選挙人名簿登録申請書の受領(実際の登録は滞在 3 ヶ月を過ぎてから)
※2018年6月1日以降、日本の最終住所地の市区町村の選挙管理委員会選挙人名簿に登録されている方が、当該市区町村から直接国外に転出する場合には、国外転出時に、当該市区町村選挙管理委員会に対して在外選挙人名簿登録の申請(出国時申請)を行うことができるようになりました。日本国内で、出国時申請を行うと、日本大使館領事窓口での申請が不要となりますので、便利です。詳しくは、 こちら をご覧ください。
在留届
在留届は海外で事件や事故、災害に遭遇した時の日本国大使館による援護活動、あるいは各種証明書などの発給、在外選挙関連事務、オランダの運転免許証への切り替えに伴い,オランダ市役所へ提出した日本の運転免許が,日本国大使館へ返却された後の受領手続き(在留届の提出が無いと連絡先がわからないことから,日本国大使館は運転免許証所持者に連絡ができません)などの各種行政サービスの拠り所となるものです。届出がされてないと、スムーズな援護や適切な行政サービスを受けられないことになります。
在留届は、領事窓口のほか、インターネット(在留届電子届出システム(ORRネット))、Eメール、郵送での提出も可能です。詳しくは、在オランダ日本国大使館の HP をご覧ください。
[在オランダ日本大使館領事窓口]
EMBASSY OF JAPAN Consular Section
- Tobias Asserlaan 5, 2517 KC Den Haag
- Tel: 070-3469544 E-mail: consul@hg.mofa.go.jp
- HP: http://www.nl.emb–japan.go.jp/indexj.html
- 休館日はこちら( https://www.nl.emb–japan.go.jp/itpr_ja/a_close.html )をご覧ください。
滞在許可申請 (Verblijfsvergunning)
オランダに 3 カ月以上滞在する場合、移民局 (IND :Immigratie-en Naturalisatiedienst)に「滞在許可」申請を行なわなくてはなりません。
関係書類を提出し、仮滞在許可がおりると、パスポートにステッカーが貼られて、4 週間後に滞在許可証(ID カード)を受領するまでの許可証となります。移民局から ID カードができたという知らせがきたら、その手紙を持って出頭します。5 年後には、永久滞在許可申請資格が得られますが、初めの 5 年間は、毎年期限が切れる前に更新手続が必要です。
必要書類等
1.オランダにある(日系/非日系)企業で働く日本国籍保持者(扶養家族を含む)
- 有効期限内のパスポート
- 顔写真 4 葉(オランダのパスポートサイズ)
- オランダ在の企業の身元引受書類(雇用主の保証書、誓約書など)
- 雇用契約書
- 医療(健康)(日本側で加入)保険証書
- オランダに適切な居住場所があることを示すもの(例:住居の賃貸契約書の写し)
- 住民届
2.日本国籍の学生、交換プログラムに基づく学者、教授、研究者、研修生の場合
- 有効期限内のパスポート
- 写真 4 葉(上記参照)
- 大学、研究所からの受け入れ確認書(招聘状など)
- オランダ滞在費についての十分な経済的裏付けを示すもの。
- 支払い(給与)契約がある場合は雇用主(又は支払い者)が申請する「労働許可」
- オランダに適切な居住場所があることを示すもの(例:住居の賃貸契約書の写し)
- 医療保険加入を示すもの(契約書の写し)
- 住民届
3.オランダ国民またはオランダに居住する人のパートナー又は婚約者の場合
- 有効期限内のパスポート
- 写真 4 葉(上記参照)
- 婚約者/パートナーが作成した身元引受書(身元引受人には当人のオランダ滞在をサポートするに十分な経済的裏付けが要求されます。)
- 住民届、その他
域外からの滞在許可審査に関しては近年益々厳しくなってきています。最新の情報を入手し、必要ならば専門家の手を借り落度のないように手続きをすることが肝要です。
2005 年 1 月よりオランダに居住する 14 歳以上の人に対して身分証明書の携帯を義務付けられています。警察官などから身分証明の提示を求められて携帯していない場合には、罰金を徴収されることになります。参考サイト(蘭語)(身分証明書:パスポート、ID カード運転免許証、外人登録証明を指す。)
住民登録 (Bevolkingsregister)
登録は、居住地の市役所(Stadhuis/Gemeentehuis)で行ないます。
必要な提出書類:
- パスポートとオランダ外務省公認印付の在オランダ日本国大使館発行の身分事項に関する証明(戸籍記載事項証明)を添付した戸籍謄本(抄本)1 通
- 住居の賃貸契約書または家主の手紙。
配偶者や子供を帯同する場合
- 結婚証明書
- 子供の出生証明書が必要。在オランダ日本国大使館で英文証明書を発行してもらう。
オランダ外務省公認印は、英文戸籍謄本を、返信用封筒を添えて書留で郵送すると 2 週間程で返送されてきます。手数料は 10 ユーロ程。
送付先:返信用封筒を添えて。
Ministerie van Buitenlandse Zaken /Afdeling Legalisatie
Postbus 20061, 2500 EB Den Haag
急ぐ場合は、午前 11:30 前に持参、1 時間ほどで処理(有料)。
所在地:Ministerie van Buitenlandse Zaken-Afdeling CDC Legalisatie
Rijnstraat 8,2515 XP Den Haag 電話 024-724 7247
受付時間:9:30 ~12:30
市役所備え付けの用紙に記入し上記の書類と共に提出すると、パスポートに登録済みを表わすスタンプを押してくれます。
登録してから実際に住民票(Uittreksel uit het bevolkingsregister)が入手できるようになるには数週間かかります。
引越荷物の通関手続に至急住民票が必要な場合は、その旨を伝えて、仮住民票を発行してもらいます。この書類は無料ですが、あくまでも仮のものですから、運転免許の書き換え申請には使用できません。
各地の市役所所在地:http://internetgemeentegids.nl/
Amsterdam: | Address: Amstel 1 / TEL: 020-551 9911 |
Amstelveen: | Address: Laan Nieuwer Amstel 1 TEL: 020-540 4911 |
Uithoorn: | Address: Laan van Meerwijk 16 TEL: 029-754 3111 |
Den Haag: | Address: Spui 70 TEL: 070-353 2000 |
Rotterdam: | Address: Coolsingel 40 TEL: 010-417 9111 |
Tilburg: | Address: Stadhuisplein 130 TEL: 0800-023 3003 |
Maastricht | Address: Stadhuisstraat 5 TEL: 043-350 5050 |
住民登録が済むと BSN 番号が付与されます。
Inburgering について
>>>最新情報および詳細はDUOのHPで確認ください
日本人含む外国人がオランダに移住する場合、移住後に、市民統合プログラム(Municipal Civic Integration)のディプロマの取得が義務付けられています。(一時的にオランダに滞在する留学生や知的労働者(EXPAT)等の場合は義務ではありません) このプログラムの講座は有料で、3 年位内にディプロマを取得しなければなりません。ディプロマ取得方法は integration exam(6 つの科目からなる)あるいは、State Exam NT2+knowledge of Dutch Society + Orientation on the Dutch Labor Market のいずれかを受けて合格することです。
NT2 は、高等教育機関で学ぶ時にも必要とされます。なお、各市によって対応が違うこともありますので、住民登録などの手続きに行かれる際市役所へ、市民統合プログラム(Municipal Civic Integration)について尋ねることをお勧めします。