8-1 オランダの住宅事情
1.オランダの住宅事情
人気のあるオランダの都市、エリアでは、比較的安価な賃貸住宅は入居待ちしている人が多く、入居まで時間がかかります。住宅供給公社や不動産業者に申し込み、数か月から十数年の順番待ちとなります。駐在員の皆さんは、主に外国人賃貸用に提供されている即入居可能な物件から探す事になります。家賃は、他のヨーロッパ諸国(イギリス、フランス、ドイツなど)より高く、欧州内で移動される際に驚かれるケースもあります。ここでは、外国人向け物件を前提にしながら紹介します。
住宅には、大きく分けてフラットと呼ばれるアパート/マンション形式、ロウハウスと呼ばれる連棟式(長屋)タイプ、そして一戸建の3種類があります。フラット形式の住宅は2ベッドルームタイプが多く、ワンルームや3ベッドルームは数が少ないため、部屋数が少ないほうが必ずしも家賃が安いわけではない現象も起こります。
オランダの住宅の家賃は、地域や物件の内部の状態などによっても異なりますが、大体の目安としては次のようになります。
- ロウハウス(2 階建てに屋根部屋がつき 3 階)居間・寝室(3~4 室程度)・台所・浴室付き
月 2,400~3,500 ユーロ/(アムステルダム周辺、家具付き)
- フラット(マンション)タイプ居間・寝室(2 部屋)台所、浴室付き
月 1,750~3,000 ユーロ(アムステルダム周辺、家具付き)
長期出張者には、ホテルサービスのついた滞在型アパートメントホテルがアムステルダムを中心に展開されています。
1 週間以上の滞在が基本、料金は場所、期間等により異なります。
* アパートメントホテル例
Htel: www.htel.nl Cityden: www.citydenup.com
Elementhotel:https://www.marriott.com/hotels/travel/amsel–element–amsterdam/