3.3 住まいの防犯対策
- 住まいの防犯対策
錠前などの防犯設備は専門家に設置してもらいましょう。家宅侵入の約 90%は、機会があれば侵入するという空き巣・窃盗犯によるものですから、住居に防犯システムを設置しておくと効果的です。
安全な錠前を取り付けても、活用しなければ効果はありません。日中ちょっと外出する場合も常に戸締りを心がけ、窓は必ず閉めるようにしましょう。
外出時には、家の戸締まりを確認し「こんな小さい窓は気付かないだろう」と油断せずにすべての戸口、窓に鍵をかけ、台所、浴室の小窓も鍵をかけるようにしましょう。 ●空き巣は頑丈な外灯のある住宅は敬遠します。人に見られずに侵入するのが困難だからです。暗くなると自動的に点灯するセンサー付きライ
トや人が近づくと自動点灯する人感ライトを取り付けると効果的です。
- ドアマットや植木鉢の下には置き鍵をしない。空き巣にもよく知られている場所です。また、鍵をドアの内側にさし込んだままにして置かないようにしましょう。空き巣が郵便受けや壊したガラスから鍵を使ってドアを開けて侵入されてしまいます。鍵はいつも決まった場所に置くか
吊るして置くと、緊急時にも即座に見つけることができます。
- 長期不在の時には在宅しているように見せかけるのも効果的です。ある一定の時刻になると自動的にスイッチが入るタイマーを電灯やラジオに接続しておくと外部からは在宅しているように見えます。また、外出時にはカーテンをあえて半分ほど開けて中が見えるようにしておきます。また、知人や隣人に郵便物を取り込んでおいてもらうように依頼しましょう。郵便物が溜まっていると留守宅であるのが一目瞭然となり危険です。また留守中、隣人に窓や玄関の戸締りもできれば点検してもらいましょう。
- 休暇に出かけることを周りに言いふらさないよう気をつけましょう。
泥棒にも噂が聞こえ、家宅侵入をたやすくします。
- 共同住宅などでは中央玄関のドアの開閉に気をつけましょう。
ドアは顔見知りの来訪者にだけ開けるようにしましょう。
- 貴重品はいくつかの場所に分けて収納する方が安全です。
念のために貴重品の写真を撮っておくと記録となり役立ちます。
- 煙報知器は近頃では比較的安価で市販されており、未然に火災を予知し、人命が助かっていることが証明されています。煙報知器は居間、台所、階下や二階の寝室など、数箇所に設置するのが効果的です。